花王グループ(花王・カネボウ化粧品)が、化粧品事業においてデジタルを活用したコミュニケーションを加速させ、ブランドとお客との絆づくりをさらに強化していく。その一環として、カネボウ化粧品の「SENSAI」「KANEBO」「LUNASOL」の三つのブランドにおいて、コミュニケーションアプリ「LINE」上で、自社サービスを展開できるウェブアプリケーション「LINEミニアプリ」を用い、新たなサービスを10月より順次開始する。

同サービスにより、お客は購買履歴や店頭での肌測定結果をいつでも簡単に確認できるようになるとともに、店頭だけでなくオンライン上でも一人一人に合ったパーソナルな情報を受け取ることができるようになる。なお、今後は対応ブランドを拡大するとともに、ブランドごとに独自性のあるコンテンツを充実させていく。

花王グループ化粧品事業は、2018年5月より、成長戦略に基づき強いブランドづくりを行なってきた。なかでもプレステージ領域では、ブランドごとの個性に磨きをかけるため、特長ある商品の提案や店頭での美容部員によるカウンセリング、デジタルコミュニケーション活動などを通じて、お客との絆を深めている。

そうした中、昨今はリアル店舗からEコマースまで、お客の購買行動がより多様化。オフラインとオンラインの垣根を越えてお客とブランドとの絆をさらに深めることが重要視されている。そこで、同サービスを通じてお客一人一人の購買行動をもとに、最適な情報をお客が望むタイミングで提供することで、ブランドとお客のつながりをさらに強めていく考えだ。