海外情報のコーナーでは、ここのところ、ドイツ起源のオーガニック化粧品や、アメリカ起源のクリーン・ムーブメントの解説が続いた。その際、何度か出てきたのが、化粧品におけるナチュラル・オーガニック認証のネイトゥルー(Natrue)やコスモス(COSMOS)だ。そもそもこれらの機関はどういうものなのか、認証の仕組みはどのようなものなのか整理してみたい。
すでに概観してきたように、海外でオーガニック化粧品が多数躍進する国といえば、環境先進国ドイツだ。国全体で環境や持続可能性をけん引するドイツでは、そのうねりが、農業・食品から、化粧品やパーソナルケア製品に及ぶのも早かった。今では世界的に知られる「ドクター・ハウシュカ」、「ラヴェーラ」、「ヴェレダ」などのナチュラル・オーガニック化粧品メーカーは、2001年、「BDIH(ドイツ医薬品と化粧品商工企業連盟)」で、世界初の自然化粧品の基準作りに着手した。
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