コロナ禍が猛威を振るういま、関心が高まっているのがオーガニックコスメだ。未知のウイルスの脅威は自然への畏怖を喚起し、自然との共生を再考する動きが現れてきた。今までの「何となく肌によい」というイメージではなく、自然に負荷をかけずその恩恵を活かすという、真の意味でのオーガニックが求められるなか、メルヴィータジャポンがオーガニック認証ブランドとしてその存在感を増している。

2020年前半は、プラスチックごみ削減を目的としたレジ袋の有料化など環境に関するトピックスもあり、人々が自然や環境について考えるよいタイミングとなった。海外でも、今年1月に太平洋の島国パラオで、サンゴ礁や海洋への影響が疑われる化学物質を含む、日焼け止めやスキンケアの販売・使用を禁止する法律が施行された。この取り組みを皮切りに、21年にはハワイでもオキソベンゾンやオクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)等の紫外線吸収剤を含む日焼け止めの使用が禁止される。これらの紫外線吸収剤は日本国内でも使用されているが、EUでは環境ホルモンとしての影響が疑われている成分だ。また世界で問題となっているサンゴの白化や死には温暖化や化学物質の影響と共に、日焼け止め成分の影響があるのではないかと疑われており、美しい海を持つ地域と国で次々と対策が進められている。

パラオの海

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