美の表現に終わりはない。新型コロナウイルスの感染が拡大し、ほとんどの生活者が常にマスクを着用している。5月25日に緊急事態宣言が解除され、新型コロナとの共生を目指す動きが本格化すると、マスク着用時の美しさを求めるニーズが高まった。それに応えたのが、資生堂トップヘアメイクアップアーティストの神宮司芳子氏だ。「前髪×眉のバランス」に着目したマスク着用時の新ベーシックヘアメイクを開発し、6月に発信すると、生活者はもちろん、新型コロナ下における美の提案に悩んでいた資生堂ビューティーコンサルタント(BC)からも好評を博した。新ベーシックヘアメイクは、どのように生まれたのか。そして新しい生活様式における美のあり方はどう変わるのだろうか。神宮司氏に率直に話を聞いた。
女性の印象を左右する前髪と眉のバランス
――マスク着用時の美の表現に悩んでいた生活者にとって、美のプロフェッショナルの提案は心強かったと思います。新ベーシックヘアメイクを考えたきっかけを教えてください。
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