コーセーは、製薬会社のマルホとの合弁会社「コーセーマルホファーマ」から初の商品ラインを9月16日に発売する。発売するのは、両社の技術と知見を結集して開発した高機能スキンケア「Carté(カルテ) ヒルドイド」(医薬部外品・4品目6品種・ノープリントプライス)で、一部ドラッグストアおよび通信販売にて販売する。また、10月1日に通販限定で「トライアルセット」(医薬部外品・ノープリントプライス)も発売する。

近年、シワ改善や美白、乾燥肌向けなどの機能性訴求化粧品の市場はますます活性化しており、自らの肌悩みに特化したスキンケアを求める傾向も強まっている。その中で、繰り返す肌悩みに対し、毎日のケアにおいてより高い効果と使用感を両立した化粧品を求めるニーズが特に高まっている。そこで今回、コーセーマルホファーマ商品ラインの第一弾として、まずは日常的なケアに使うことのできる医薬部外品の高保湿機能を備えた化粧水や乳液などのスキンケアライン「カルテ ヒルドイド」を発売するに至った。

「カルテ ヒルドイド」には、全商品にマルホが保有する保水有効成分「ヘパリン類似物質HD」を配合しており、コーセーが化粧品づくりで培った、使いやすさや使い心地の良さを実現する製剤技術を融合させた医薬部外品の高機能スキンケアラインだ。なお、マルホが医薬部外品向けに「ヘパリン類似物質HD」を他社に供給することは初となる。

ラインアップは、化粧水「カルテ ヒルドイド モイスチュア ローション」(150ミリリットル、35ミリリットル)、乳液「同 モイスチュア エマルジョン」(120ミリリットル、35 ミリリットル)、クリーム「同 モイスチュア クリーム」(40グラム)、オールインワンゲル「同 モイスチュア インストール」(100グラム)の四つ。通販限定の「トライアルセット」には、化粧水と乳液のミニボトル(14日分)にクリームとオールインワンゲルの2回分がついている。

左から「カルテ ヒルドイド モイスチュア ローション」(150ミリリットル、35ミリリットル)、「同 モイスチュア エマルジョン」(120ミリリットル、35 ミリリットル)、「同 モイスチュア クリーム」(40グラム)、「同 モイスチュア インストール」(100グラム)

トライアルセット

コーセーとマルホは、化粧品の持つ感性的価値と、医薬品の持つ機能的価値を活かした新しいアプローチを提供するプラットフォームとして、2019年7月31日に「コーセーマルホファーマ」を設立。医薬部外品による日ごろのお手入れや予防から、OTC医薬品によるセルフ治療まで、お客一人一人の症状・悩みの違いや、日々変化する肌状態に合わせてきめ細かく対応できるトータルケアの提供を目的としている。