ロート製薬は4月28日、わかもと製薬との包括的業務提携に合意したことを発表。両社の強みを生かし、開発から販売まで広範な分野での提携を目指していく。まずは、医療用眼科医薬品の共同開発ならびに販売、わかもと製薬が有する乳酸菌を活用したOTC医薬品や健康食品の共同開発販売を主な提携分野として業務を進め、並行してこれら以外の分野においての協業のチャンスも検討していく。

国民の健康を守るために、ヘルスケア企業はその状況に応じて的確な対応をとることがさらに求められている。両社が提携することで、開発製造する製品の機能性とクオリティを高め、お客や医療関係者から本当に必要とされるサービスを提供し、より多くの人々の健康維持、そして生活の質向上につなげていく考えだ。

わかもと製薬は、1929年から胃腸薬で有名な「強力わかもと」をはじめ一般用医薬品、その他オーラルケア商品、医療用医薬品等の研究開発・製造販売を主な事業としている。医療用医薬品では、眼科領域に特化した開発・販売に取り組んでおり、一般用医薬品等のヘルスケア製品では、乳酸菌を中心とした製品の開発・販売に取り組んでいる。