ユニ・チャームは4月28日、新たな新型コロナウイルスの感染拡大防止策を発表した。同社は、新型コロナウイルスの感染拡大に備えて、2月17日に「新型コロナウイルス感染症への対応ガイドライン」を策定し、導入しており、状況を見ながらその都度、新たな項目を追記し対応してきた。今回、新たに追記されたのは、「4月27日~6月30日まで、オンラインシステムを利用した、各部署のチーム単位でのWeb懇親会を推奨し費用は会社負担とする」というもので、対象者は、正社員・シニアエキスパート社員(定年再雇用社員)・契約社員・派遣社員。

Web懇親会とは、オンラインシステム(Skype・Zoomなど)を活用した懇親会で、開催は月1回とし、費用負担は1人3000円以内。また、社員の家族の参加も可能としている。

依然として世界中で新型コロナウイルスの感染者数拡大が続いているなか、日本国内では、各自治体で不要不急の外出自粛や在宅勤務を強く要請されている。そうしたなかユニ・チャームは、会社への出社禁止と在宅勤務実施により、社内コミュニケーションの機会が減少し、社員の不安も増大していることに危惧を抱いたという。また今後、見通しが立たない自粛期間によりさまざまな活動が制限され、これまで以上に精神的なストレスが蓄積してくるとの考えもあった。そこで今回、各部署のチーム単位で、協働の意欲を高め、フランクなコミュニケーションを取る機会を確保するため、オンラインでの懇親会を推奨するに至った。