花王は4月16日、2019 年末時点での国内購入電力の再生可能エネルギー比率50%を達成したことを発表した。
同社は、地球温暖化の原因となる温室効果ガス排出量の削減を積極的に進めており、グローバル全拠点の温室効果ガス排出量を2030年までに22%削減(17年比)することを目標にし、その達成のための取り組みとして、自家消費用太陽光発電設備の導入と、購入電力の再生可能エネルギー化を推進してきた。
購入電力については、まずは25年までに日本、そして30年までにはグローバル全体において、すべてを再生可能エネルギーにすることを目標に掲げて取り組みを進めている。そうしたなか、19年末時点で購入電力の再生可能エネルギーの比率が、日本で50%、グローバル全体で31%に達した 。また、日本の4工場(愛媛、川崎、豊橋、富士工場) 、欧州の全9工場(イギリス1、スペイン6、ドイツ2工場)、アメリカの1工場の計14工場において、購入電力の再生可能エネルギー比率100%を達成している。
花王は今後も、温室効果ガス排出量削減の取り組みを積極的に推進していく考えだ。