ユニ・チャームは3月11日、経済産業省と日本健康会議が主催する「健康経営優良法人2020(ホワイト500)」に、3年連続で認定されたことを明らかにした。
「健康経営優良法人認定制度」とは、優良な健康経営を実践している法人を、経済産業省と日本健康会議が顕彰する制度だ。ユニ・チャーム、は「健康宣言の社内外への発信」「適切な働き方実現に向けた取り組み」など21の評価項目のすべてにおいて基準に適合し、認定に至った。
例えば、ユニ・チャームの「健康維持・増進に向けた取り組み」では、全社員に年1 回の健康診断受診を促しており、2009 年から19 年まで10 年連続で受診率100%を達成している。なお、検診メニューは乳がん検診・子宮頸部がん検診を07 年より会社負担で設定している。また、16 年から全社で「事業場内全面禁煙」に移行し、健康への影響が高い禁煙・節煙の啓発を推進している。
さらに、健康管理を対処から予防へ移行し、保健師による健康座談会を開催。健康リテラシー向上の取り組みを強化するとともに、19 年よりオフィスのトイレでおしっこから簡単に体調管理ができるサービスを導入し、早期から生活習慣を見直すこと、健康意識を持つことの大切さを伝えている。20 年には生活習慣病リスクの高い社員を集め生活改善研修を実施することで発症予防の取り組みを強化している。
「働き方改革推進」に関する取り組みでは、17 年から在宅勤務制度や勤務間インターバル制度、18 年から副業制度やキャリア形成支援制度、19 年よりライフリーFlexibleWork 制度(仕事と介護の両立をさらに支援する環境をサポートする制度)などを導入している。
ユニ・チャームは、今後も社員一人一人が能力を最大限に発揮し、生き生きと働ける制度の拡充に努めていく考えだ。