コーセーが仕掛けるビューティプラットフォーム「Maison KOSÉ(メゾンコーセー)」は、ビジネスモデルを様変わりさせるかもしれない。メゾンコーセーは、銀座のコンセプトショップ(オープンは2019年12月17日)と総合美容情報サイト(オープンは同年11月8日)を組み合わせたもの。最大の狙いは、リアルとウェブの融合&活用により新しい顧客接点をつくることで、コーセーの小林一俊社長は、コンセプトショップの記者会見(同年12月11日)で、次のように述べた。

「13年から全国の主要都市で、コーセーグループの商品を自由に試せるビューティフェスタを毎年開いてきました。多くのお客さまに自分にあった化粧品を選ぶために集まっていただいたのを見て、このような場を常設したかった。もう一つの理由は、化粧品業界でも、よりお客さまにパーソナルなサービスや美容提案をする上で、デジタル化が必要不可欠になっています。そういったデジタル化について、情報発信を含めて試せる場をつくりたいと考えました」

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