創業の地・王子に研究所を集約させる意味

15年ぶりに新しい研究棟を新設。コーセーの新研究開発拠点「先端技術研究所」がベールを脱いだ。竣工は2019年3月で、同7月から本格稼働。場所は、同社の創業の地である東京都北区王子で、「Compact & Swift(コンパクト&スウィフト)」というコンセプトを掲げ、これまで東京都板橋区にあった「基礎研究所」を移転。「製品開発研究所」と「技術情報センター」がある王子に研究開発拠点を集約した。iPS細胞などを活用した最新の皮膚科学研究、高齢化に対応する老化メカニズムの解明と素材開発などを行うとともに、外部の発想を取り込みながら、多様な技術の融合や〝コト〟づくりを共創。新たな価値創出に磨きをかけて、世界で存在感のある企業への進化を遂げる原動力を生む考え。7月16日に行った開所式における小林一俊社長のスピーチは、独自価値創出への強い決意が現れていた。

「王子の地に研究所を集約するのは、私の強い思い入れとアイデアによるものです。その目的は、研究拠点を1カ所にすることで、研究員のナレッジを一元化すること。それから、物理的にも、時間的にも、心理的にも、研究員が集まるということは、大きなシナジーを生む。それに王子は、日本橋の本社からも大変近い。今後の商品開発、研究に向けて、色々なアイデアを現実のものにすることを加速させることが、第一の目的でした。実際に研究員の仕事の仕方、動き方などを徹底的に調査し、少数精鋭ながら、非常に機動的な研究所を作れました。この成果は、これから間違いなく出てくる。独自の価値を創出できる研究所ができたと思います。

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