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2019年9月時点

混乱する香港、不穏な空気が漂う台湾

中国が東アジア化粧品市場に及ぼす影響は限りなく大きい。それは化粧品消費力もさることながら、政治情勢を左右する存在だからだ。中国が関与する香港デモ、台湾総統選、米中貿易摩擦に加え、中国が仲裁を打診したともされる日韓関係の悪化により、東アジア化粧品市場は大混乱をきたしている。

中国人の化粧品消費力は底知れない。中国経済は、米国との貿易摩擦の影響が徐々に出始めている。中国国家統計局が発表している中国小売業の売上推移を見ると、2018年は8%を割ったことがなかったが、17年は4月、7月、8月が7%台になった。また、金・銀・宝石、石油・石油製品、自動車の売上高は、7月から2カ月連続でマイナスである。しかし、化粧品と日用品の売れ行きに衰えは見えない。化粧品の8月は12.8%増、日用品は13.0%増と二桁の伸びだ。化粧品は中国女性の生活習慣に根付き、景気変動に強くなっている。

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