ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングス(HD)とココカラファインは、経営統合に向けた協議を始めたことについて8月22日、共同記者会見を開催した。ココカラを巡る経営統合は、マツキヨとスギHDが争った結果、ココカラは統合の相手先にマツキヨを選択。業界5位のマツキヨと7位のココカラの統合が実現すれば、18年度の売上高を単純合算すると約1兆円になり業界首位に立ち、店舗数約3000店のメガドラッグストアが誕生することになる。

「当社も昔は、日本一のドラッグストアと呼ばれていたが、次第に順位を下げ業界5位に甘んじていた。そしてココカラと一緒になることで、また日本一に返り咲くことができる。これから新たにスタートラインに立ち、今度はアジアNo.1のドラッグストアを目指す」とマツキヨHDの松本清雄社長が経営統合への期待を語り、ココカラの塚本厚志社長は「マツキヨには優れた商品開発力、マーケティング力、店舗運営力がある。そのノウハウを借りて経営課題を解決し、大きなシナジーを上げられる」と応えた。

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