ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業のフロンティアリサーチセンターは、皮膚科学分野の研究をいっそう加速・深耕するため、日本におけるゲノム編集技術における最先端の研究拠点である広島大学との連携を開始するとともに、6月20日に、産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(通称:OPERA)の「ゲノム編集」産学共創コンソーシアムに参画した。

「ゲノム編集」産学共創コンソーシアムとは、広島大学山本卓教授が総括し、広島大学が2012年に整備した「ゲノム編集研究拠点」と、山本教授が会長を務める日本ゲノム編集学会が連携して、ゲノム編集の産業応用などの研究を進めているコンソーシアムで、研究と併せ、技術・システム革新シナリオ作成、人材育成、情報共有に産学共創で取り組み、ゲノム編集技術の社会実装に向けた基盤づくりを行っている。

ポーラ化成工業は、「ゲノム編集」技術を用いて、正確に再現した培養モデル細胞などを作製し、細かく比べることで、これまでの研究では見逃されていた肌不調の原因を次々に見出すことが出来る可能性があるだけでなく、特定の人に当てはまる肌トラブルの原因特定や、ケース別に最も有効な解決策の開発など、飛躍的な進歩に繋げることができると期待。今後も、最先端の技術を取り入れ、革新的な美容研究を加速していく姿勢だ。★