LVMHフレグランスブランズが展開する、ケンゾー パルファムが絶好調だ。昨年発売した「ケンゾー ワールド」が大ヒット、2017年は107%と成長を遂げた。二桁減で推移するフレグランスブランドもある一般流通では大健闘といえるだろう。
ケンゾー パルファムは、グローバルで根強い人気の「フラワー バイ ケンゾー」、国内で主軸になっている「ローパ ケンゾー」、そして昨年発売された「ケンゾー ワールド」の3ラインを中心に展開。国内売上げは長年ローパが支えており、同社としては第二の柱づくりを課題としていたが、その地位に収まったのがワールドだ。ワールドは、11年にクリエイティブ・ディレクターに就任しケンゾーファッションを見事に再興させた、キャロル・リムとウンベルト・レオン(以下C&H)が初監修した新シグネチャーフレグランスであり、新世代のケンゾーを象徴する香りとして大きな注目を浴びた。ローンチの際にはファッションとコラボレーションし、C&Hも来日したPRイベントを実施した。ケンゾーフレグランス初のファッションとのコラボであり、互いがブランドコンセプトを共有し、認知を高め成長を遂げるという今後の姿勢を明確に示した。
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