ファンケルは、一般財団法人 省エネルギーセンターが主催する平成29年度省エネルギー大賞の省エネ事例部門で「省エネルギーセンター会長賞」を受賞した。

同社では、工場や事務所、直営店舗などの各拠点に環境担当者を置いてエネルギーの管理体制を構築している。その体制下で、拠点ごとにエネルギー使用量に占める割合の大きいボイラーやコンプレッサー、空調の対策について重点的に取り組むとともに、各拠点が連携することでグループ全体の省エネ成果を上げている。

工場の生産環境におけるクリーン度を高めながら、製品の増産で増加傾向にあったエネルギー使用量に対して、ボイラーや空調機器の稼働状況を精査し、制御方法の革新や機器の更新で省エネ対策を展開するとともに、「統合型省エネプラットフォーム」を導入して各設備の機器類のネットワークを構築することでグループ全体のエネルギーの見える化を推進し、省エネ改善支援を行ってきた結果、活動開始の2011年と比較してグループ全体で原油換算1071kLのエネルギー削減(マイナス21%)を達成した。