ナリス化粧品は、素早く肌になじみながら、肌表面をなめらかに保ち、さらに長時間の保湿を実現する乳液の処方確立に成功した。
同社は、これまでメイク製品やヘアスタイリング製品などに主にツヤ出しを目的に配合してきた高粘性のエステル油と、細胞膜を緩めることができる、乳酸菌により発酵したコメ発酵成分を組み合わせることで、高い密着性を持つ水中油型の乳液の処方化に成功した。エステル油は密着性を高めて長時間の保湿を実現。乳化剤として使用するコメ発酵成分は、肌を緩めて浸透効果を高めた。
新処方について、目指した効果が実現しているか否かを確認した。まず、保湿の持続性について確認を行った。30℃の環境下で蓋をしていないスクリュー管に製剤を入れ、24時間後の水分蒸散量を確認している。(A)はコメ発酵成分、(B)はエステル油だ。両成分および(A)のみ配合((B)の代わりに一般的なエモリエント油を配合)した処方は、水分蒸散が抑制されていることがわかった。
次に肌表面のなめらかさを確認するため、摩擦係数を評価した。20℃の環境下で人工皮革シートを装着し、研究品を塗布した5分後に評価を行った。(A)はコメ発酵成分、(B)はエステル油だ。未配合やそれぞれの成分のみを配合した処方よりも両成分を配合した処方の方が、約半分の摩擦係数になっていることがわかった。この結果から、両成分を配合した新処方は肌表面のなめらかさを実現しながら、保湿感も持続することがわかった。
今後同社では、この乳液の長期使用者の肌の変化や使用実感を確認していくなど、ヒトでの確認をしていく考えだ。


























