日華化学の2025年12月期通期連結決算は、売上高が前年比3.0%増の557億500万円、営業利益9.3%増の38億4700万円、経常利益3.2%減の38億4900万円、親会社株主に帰属する当期純利益13.4%減の23億8400万円と、増収、営業増益だった。

セグメント別にみると、化学品事業は売上高1.3%増の398億9400万円、セグメント利益は6.0%増の39億4800万円となった。主力の繊維化学品では、トランプ関税の影響により海外繊維加工場の稼働が減速したものの、中国拠点を中心にフッ素フリー系撥水剤をはじめとする高付加価値EHD関連製品の伸長や新規ビジネスの獲得が寄与。電子材料関連工程薬剤も半導体市場の一部回復や新規案件の獲得により売り上げを伸ばした。販売管理費は増加したが、増収効果により増益を確保し、売上高、セグメント利益額、セグメント利益率はいずれも過去最高を更新した。

化粧品事業の売上高は6.9%増の152億5900万円、セグメント利益は7.9%増の19億6600万円だった。デミコスメティクスでは、酷暑や物価上昇による来店サイクル長期化の影響でサロン環境が厳しい中、主力ヘアケアなど注力商品の拡販により堅調に推移。連結子会社では、DEMI KOREA CO.,LTD.が市況悪化の影響を受けた一方、山田製薬の受託事業は好調に推移した。これらの結果、化粧品事業は増収増益となり、売上高は過去最高となった。

その他事業の売上高は22.5%増の5億5000万円、セグメント利益は53.9%増の9000万円となった。

2026年12月期の通期予想は、売上高5.0%増の585億円、営業利益9.2%増の42億円、経常利益5.2%増の40億5000万円、親会社株主に帰属する当期純利益17.4%増の28億円を見込む。