立ち上げから成長へ

2025年12月30日、上海林清軒化粧品集団有限公司(以下、林清軒[リンチンシュアン])は香港証券取引所のメインボードに上場した。上場初日は株価が好調に推移し、時価総額は一時127億3700万香港ドルに達した。これは、中国国産化粧品ブランドが資本市場から高い評価を受けたことを示すものであり、林清軒の活躍ぶりは中国市場で大きな話題を呼んでいる。

林清軒は03年に誕生した化粧品ブランドである。初期は25元の手作りせっけんが主力商品だった。転機となったのは12年であり、創業者の孫来春氏が、標高800メートル以上の山地に自生する山茶花(サザンカ)に優れた美容効果があることを発見したことである。孫氏はこの植物をスキンケア製品に応用することに注力し、14年には主力製品である「山茶花エッセンスオイル」を開発した。これにより、「以油養膚(オイルで肌を育む)」という独自のスキンケアコンセプトが確立された。中国の伝統的な植物成分と現代のスキンケア技術を融合させた同製品は、自然派志向の消費者層から高い支持を獲得し、安定したファンベースを形成した。

その後、山茶花エッセンスオイルは中国の中高価格帯市場において11年連続で売上高トップの座を維持し、累計販売本数は4500万本を超えた。フロスト&サリバンのデータによれば、林清軒は24年に中国高級スキンケアブランドトップ15の中で唯一の国産ブランドとなり、国産高級スキンケアブランドにおいてトップの座を獲得した。

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