コーセー ミルボン コスメティクスの美容室専売ブランド「インプレア」は2026年2月11日、スキンケアの中核となる化粧液シリーズ第3弾「クリスタルチューナー」(医薬部外品・200㍉㍑・6600円、400㍉㍑〈グランドサイズ〉・1万890円、360㍉㍑〈グランドサイズ詰替え用〉・9460円)と、日やけ止め美容液「ミルキースフレ UV インナーシールド」(30㌘・3300円)を同時発売。透明感ケアと紫外線対策という春夏需要の高いテーマに対し、機能性と心地よさの両立を軸にラインアップを強化する。

発売に先立ち、12月4日には26年春夏新製品発表会を開催。冒頭には、コーセーミルボンコスメティクスマーケティング戦略グループ商品戦略ユニットの岡村麻理氏が登壇し、インプレアのブランド説明を行った。

続いて、ミルボン、コーセー両社の研究知見を発表。まずは、ミルボン開発本部研究開発部研究開発G2製剤基盤研究チームの森崎愛美氏が頭皮の黄ぐすみや赤みと顔肌の関係を解説。次に、コーセー研究所スキンケア製品研究室スキンケア1グループの田口冴恵氏が肌のシワやシミが場所によって異なる印象を与えるという研究結果を紹介した。

春夏の新製品である「クリスタルチューナー」は、化粧水と美容液の機能を併せ持つ〝化粧液〟カテゴリーの美白ケアアイテム。透明感を阻害する要因をシミだけでなく、乾燥や紫外線など複合的に捉え、くすみをケアする処方設計とした。有効成分にはナイアシンアミドを配合し、メラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐ美白効果と、シワ改善効果を同時に発揮する医薬部外品だ。

灼熱の環境下でも力強く咲くハイビスカスの花を乳酸菌で発酵させたハイビスカス花発酵エキスを配合。乾燥によるくすみを防ぎ、うるおいに満ちた透明感をかなえる。処方面では、角層の約80%を占めるケラチンに着目した「ケラチンリペア処方」を採用し、美容成分や保湿成分を角層のすみずみまで浸透させ、肌印象の底上げを図る。とろみのあるベースでありながら、みずみずしい浸透感を両立している点も特徴だ。

「ミルキースフレ UV インナーシールド」は、人気のスフレタッチはそのままに、紫外線防御力とうるおいケアを強化してリニューアル。SPF50+、PA++++、UV耐水性★★と高いUVカット性能を備え、体温に反応して強固な膜を形成する「ヒートリアクションゲル」と、均一な膜形成をサポートする「復元ゲル」を新配合することで、紫外線ブロック力と密着感を高めた。

さらに、グルタチオンを保湿成分として配合し、うるおいバリアケアにも注力。紫外線や乾燥による角層ダメージから肌を守る。紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方、低刺激設計とし、繊細な肌への配慮を徹底した点もサロン提案しやすいポイントだ。美容液成分70%配合で化粧下地としても使用できるなど、日中のスキンケアとUV対策を両立するアイテムとして位置付ける。