マルホは2025年11月12日、「iniks(イニクス)バリアUVプロテクション フェイス&ボディ」の発表会をオンラインにて開催した。なお発表会は、スキンケアセミナー「光が残す痕跡 『肌の変化』と未来を守るスキンケア」、ヒメガマホエキス研究発表会「ヒメガマホエキスでスイッチオン!PPARαの活性化が導くバリア機能改善の可能性」と続けて行った。

iniks バリアUVプロテクション フェイス&ボディ(45グラム・2420円)は、26年2月13日発売の敏感肌用日やけ止め。SPF33/PA+++ UV耐水性★で、敏感肌でも365日躊躇なくたっぷりと使える、角層バリアをサポートする日やけ止めだ。肌質も年齢も問わず、家族みんなで使える。角層バリアに着目し、長年の皮膚科学領域への知見により見出したヒメガマホエキス(整肌成分、化粧品原料としてのヒメガマ穂エキス)を配合。紫外線だけでなく花粉などの刺激微粒子からも守る。毎日たっぷり使えるよう、ベタつきにくく心地よいテクスチャーにもこだわった。ノンケミカル処方で、石けんや洗顔料で落とすことができる。

ヒメガマホエキスは、水辺に生育する抽水植物・ヒメガマの穂から抽出したエキス。角層バリアに着目し、専門機関との共同研究によって見いだした成分だ。さらに整肌成分としてグリチルリチン酸ジカリウムも配合。加齢や乾燥などによってバリア機能が乱れた肌をすこやかに整える。

よりそい設計も特長だ。低刺激処方、無香料・無着色、アルコールフリー、紫外線吸収剤フリー、パラベンフリー。また、敏感肌の人によるパッチテスト済み、アレルギーテスト済み、スティンギングテスト済み、ノンコメドジェニックテスト済み、乳幼児試験済みである(すべての人にアレルギー、皮膚刺激が起こらないということではない)。配合成分を厳選したから赤ちゃんから大人まで使える。

スキンケアセミナーでは日本皮膚科学会認定皮膚科専門医わか皮ふ科クリニックの石田和加氏が登壇。紫外線の影響やUVケアの必要性、日やけ止めの選び方と正しい使用方法などについて説明した。

石田氏は、肌のマイクロバイオームは加齢とともに変化すること、スキンケアも年齢に応じた調整が必要で現在の自分の肌に適したスキンケア製品を選ぶこと、唯一共通して推奨されるのは、全ての年代における「日やけ止めの使用」であり、健康な肌の維持の基本であることなどを伝えた。

ヒメガマホエキス研究発表会では、マルホセルフケア事業部福島純氏が、バリア機能を司る細胞内タンパク質PPARα(ピーパーアルファ)を活性化させるのにヒメガマホエキスが有効であることや、研究の際のエピソードなどを説明した。