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嚥下機能向上に役立つ化粧の力を証明
「スキンケアとオーラルケアが一緒にできるなんて知らなかった。娘に教えたい」と参加者が絶賛するのは、「資生堂 化粧療法 いきいきセミナー」である。資生堂は学生、社会人、高齢者など幅広い生活者を対象に「資生堂ライフクオリティー ビューティーセミナー」を開催している。そのうちの一つである「化粧療法 いきいきセミナー」は、化粧行為を通じて心身機能やQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)の維持向上など健康寿命の延伸に貢献する、高齢者(65歳以上)対象のプログラム。2025年7月、同セミナーに「口腔ケアコース」を新設し、敬老の日がある9月に体験会を全国7エリアで行った。同29日に千葉県社会福祉協議会で行ったセミナーに28人が集まり、大盛況のうちに幕を閉じた。口腔ケアコースの展開は、化粧療法の社会的な存在意義アップに一役買いそうである。
資生堂の口腔ケアコース新設の狙いは、高齢者のオーラルフレイル予防に貢献し、医療や介護の現場での化粧の社会的価値を広く伝えることだ。スキンケアなどの化粧の手技は80歳以上の生活者の8割が行っており、口腔ケアを融合することで化粧の新しい力を世に示すことができる。資生堂みらい開発研究所の池山和幸主任研究員は「化粧は生命に関わる行為ではありませんので、病院や介護施設に入ると、化粧をやめる人が多い。この状況をどうにか変えたいと考え、病院や介護の現場で重視される食事に関わる口腔機能のケアと化粧療法の連動に関する研究に挑みました」と説明する。
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