ポーラ化成工業は、ALOOP CLINIC & LAB(アループ クリニック アンド ラボ)と共同で、以下の2点を確認した。これにより美容医療施術に「メラニンの蓄積を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」「肌あれを防ぐ効能を有する」2種の効果効能で承認されている医薬部外品有効成分、デクスパンテノールWのホームケアを適切に組み合わせた複合ケアは毛穴の開きのケアとして有用であることが示された。

マイクロニードル(極細針)を用いてRF(高周波電流)を送ることで、肌の治癒力向上を促すマイクロニードルRF施術を行う際のデクスパンテノールW配合製剤併用による複合ケアにより、

1.マイクロニードルRF施術単独よりも頬の毛穴の開き改善効果が高まる

2.マイクロニードルRF施術単独よりも頬の毛穴の開き改善が早く現れる

の二つの効果を確認した。

マイクロニードルRF施術に対して、デクスパンテノールWを配合した乳液タイプの製剤を併用し、その安全性と、毛穴の開きに対する有用性を検証した。30名の被験者に、1カ月ごとに3回マイクロニードルRF施術を行い、施術直後のケアおよび朝晩のホームケアとして顔の半分にデクスパンテノールW配合製剤を(複合ケア)、反対側にはデクスパンテノールWを配合していないプラセボ製剤を塗った(施術単独)。その結果、デクスパンテノールW配合製剤による有害事象は無く、安全に併用できることが確認できた。

同社が皮膚科専門医と開発した「毛穴グレード標準写真」を用いて、医師が頬の毛穴の開きの評価を行ったところ、複合ケアの方がスコアの変化が大きく(図1)、施術単独に比べて毛穴の開きがより改善した。また、複合ケアでは2カ月の時点で施術単独の3カ月後のレベルまで改善したことから、複合ケアにより改善が早まることも確認できた。

代表例の写真(図2)では、3カ月後には複合ケアの方が毛穴の開きが小さくなったことが見てとれる。

本研究により、美容医療施術とホームケアを適切に組み合わせる複合ケアの有用性が新たに証明された。

同社では、皮膚科専門医の協力のもと、毛穴の開きの評価基準となる「毛穴グレード標準写真」を独自に作製した(図3)。この毛穴グレード標準写真を用いることで、毛穴の開きの改善を評価できることを第42回日本美容皮膚科学会総会・学術大会にて発表した。

ALOOP CLINIC & LABは、「医療からも、美容からも、最適解をめざして。」をコンセプトに2023年12月2日に銀座一丁目にオープンした美容皮膚科クリニック。皮膚科医として敏感肌や皮膚疾患に長年向き合い臨床研究を第一線で進めてきた山﨑研志医師が院長を務め、皮膚のプロフェッショナルとして確かな知識と経験に基づく美容医療を提供する。オープン当初からポーラ化成工業との研究提携を進めており、院内に併設するラボを肌理論研究や化粧品開発に活用している。