日本では、今も台湾有事に関心があるようだ。しかしながら、台湾の総統選挙の結果についてコメントを求められたアメリカのバイデン大統領は、開口一番「台湾の独立を支持しない」と発言した。新たな総統のもとでも、現状維持が続き、激しい波風は当面立たないということなのだろう。

それより緊急に注視しなければいけないのは、北朝鮮の動向だ。1月15日、金正恩党総書記が、驚くべき談話を発表した。最高人民会議で、統一はもう求めない。憲法を改正し、韓国を第一の敵国と定義する、としたのだ。大異変であり、日本でもっと大きく扱ってほしかったニュースだった。

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