ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー(P&G)は、2024事業年度第2四半期の業績を発表した。
同四半期の純売上高は前年同期比 3%増の214 億ドル、事業の買収・売却の影響と為替レートの影響を除いた本源的売上高は4%増加、希薄化後1 株当たり純利益は、主として、「ジレット」の無形資産の帳簿価額に現金支出を伴わない減損処理を加えたために、前年に比べ 12%減少して 1.40 ドルになった。1 株当たり中核利益は、前年同期と比べ 16%増加して 1.84 ドルとなった。
同四半期の営業キャッシュフローは 51 億ドルで、純利益は 35 億ドル。設備投資支出を差し引いた営業活動によるキャッシュフローが、「ジレット」の減損損失を除いた純利益に対して占める割合である調整済フリーキャッシュフロー生産性は95%となった。
取締役会会長、ジョン・モーラーCEOは、次のようにコメントした。
「当社は、第 2 四半期において、力強い業績を達成し、年度通期の中核利益の見通しを上方修正して、年度通期の純売上高の見通しを維持することができました。当社は、その性能により消費者が使用するブランドを決定している日用品カテゴリーの製品への集中や(製品、パッケージ、ブランドのコミュニケーション、店頭展開、ならびに、消費者と得意先への付加価値にわたる)優位性、生産性の向上、建設的な破壊、柔軟で責任ある組織の形成という統合的な戦略の実行に、引き続き専念していきます。P&Gのチームがこの戦略を実施することで、当社は、力強い勢いを築き、維持していくことができます。当社は、これらが、引き続き、バランスの取れた成長を達成し、付加価値を生み出すための正しい戦略だと確信しています」