ユニ・チャームは、持続可能な社会への貢献を目指し、「再生パルプ」を原材料に用いた名刺の使用を、2024年1月下旬より開始する。
RefF(リーフ)とは「Recycle for the Future」の頭文字をとり、ユニ・チャームが生み出した造語です。当社では持続可能な社会の実現に不可欠な「消費されない消費財」を目指し、使用済み紙パンツのリサイクルに取り組んでいる。このような活動を通じて、これまで廃棄物として処理されていた「ゴミ」が「新しい原材料」となり、紙パンツなどに再利用できる未来をつくりたいと考えている。このような「未来に向けたよりよい社会の実現」を目指し、「RefF:Recycle for the Future」と名付けた。
同社は、2015年より「RefFプロジェクト」を開始し、独自技術のオゾンを用いた滅菌技術によって未使用のパルプと同等品質の衛生的で安全な「再生パルプ」を生成することに成功した。
2022年5月からは、この「再生パルプ」を原材料の一部に使用した商品を製造・販売し、南九州地区の約60の介護施設で利用されている。
そこでこのたび、より多くの方々に「RefFプロジェクト」を知ってもらうために、「再生パルプ」を原材料に用いた名刺を制作することとした。なお、「再生パルプ」の量に限りがあるため、日本国内で活動する同社の社員に限定する。
「再生パルプ」を配合した名刺を使用することは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献すると同社では考えている。
13.気候変動に具体的な対策を
15.陸の豊かさも守ろう
同社これからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指すとしている。