「布×使い捨て」という新たな訴求で、おりものシートの潜在顧客を掘り起こすかもしれない。国際商業の調べによると、パンティライナー(おりものシート)の市場は2022年179億円。19年以降拡大傾向にあるが、生理用ナプキンに比べて約4分の1。使用率は5割程度と言われており、まだまだ伸びしろがある。とはいえ、年齢が上がれば軽度失禁への移行が進むアイテムであり、少子高齢化の日本において、何もせずに成長する市場でないことは確かだ。

そもそもおりものシートの存在を知らないという認知の問題と共に使用率上昇を阻む原因の一つが、使用感や肌への影響。使用したことはあるが、ムレによるかゆみや擦れによる黒ずみなどが気になる、といった敏感肌の女性も多い。「下着は汚したくないがおりものシートは使えない」という解消されない不満が存在するのだ。

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