サンスターグループ(以下サンスター)は、2月1日フレイルの日に合わせ、お口の元気度を数値化しセルフチェックすることができる無料スマートフォンアプリ「おくち元気チェック」をリニューアルし、実年齢とおくち元気年齢との差をチェックできる機能を追加。iOS版アプリは年2月1日より、Android版アプリについては2月15日よりリリースした。
人生100年時代を見据え、ただ長生きするだけでなく、元気な状態で長生きをする「健康寿命を延ばす」考え方が重要視され、注目されているのがフレイル予防だ。
フレイルとは、加齢や疾患によって心身が老い衰え、社会とのつながりが減少した状態のことで、フレイルになると要介護のリスクが高まっていく。そんなフレイルの大きな要因の一つが、「かたい物が食べづらい」、「食べこぼす」、「むせる」、「滑舌がわるい」など、ささいな衰えをきっかけに口の機能が低下する「オーラルフレイル」。
サンスターは、フレイルの入り口である、オーラルフレイル予防をすることが、要介護にならず、自立して生活のできる健康寿命の延伸につながると考え、2018年からいち早くオーラルフレイル予防に取り組んでいる。
同社は2021年より、現在の口の状態を知り、オーラルフレイル予防に役立てることができるよう、無料スマートフォンアプリ「おくち元気チェック」を提供してきた。今回のリニューアルでは、より幅広い世代の人がオーラルフレイルに気付き、意識できるよう、「おくち元気年齢」を導入し、自身の年齢と「おくち元気年齢」との差から口の元気度をチェックできる機能を追加。口の状態や機能に関するアンケートの回答と、スマートフォンのマイク機能を使った発音チェックをすることにより、「おくち元気年齢」を算出し、実年齢との差を確認できる。
オーラルフレイルを予防するには、ささいな変化を見逃さずに早い段階で口の変化に気づき、健康な状態に戻すための適切なケアとトレーニングをしていくことが重要だ。サンスターは、健やかな歯と口で、元気に楽しい毎日を過ごせるよう、今後もサービス・情報の提供に努めていく考えだ。
アプリを監修している東京都健康長寿医療センター歯科口腔外科部長の平野浩彦氏は以下のようにコメントしている。
「本アプリは、近年注目を集めている『オーラルフレイル』をチェックするために開発されたものです。『オーラルフレイル』は、40代頃から始まる口の機能低下に注目された日本発の概念です。ささいな口の衰えが進行すると、栄養摂取のバランスが崩れ、身体機能の低下、さらには死亡率にも関連することが最近の調査で明らかになっています。身体機能低下の一つである足腰の衰えは、日常生活の階段などの上り下りの際に実感することが出来ます。一方で、私たちの口にする食事は軟らかいものが殆どであることから、オーラルフレイルの一つである“咀嚼機能低下”はかなり進んでしまってからはじめて実感することになり、対応が遅れがちです。本アプリは、大規模調査から得られたデータに基づき、みなさんの口の機能の評価が手軽に出来るように工夫されています。“おくち元気チェックアプリ”で自身のオーラルフレイルチェックをしてみませんか?」