コーセーは、1月5日~8日にアメリカ・ラスベガスにて開催された世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2023」に初出展した。本出展は東京工業大学工学院情報通信系渡辺義浩研究室と協同したもので、2022年8月からコンセプトストア Maison KOSÉ 銀座にて展開している高速プロジェクションマッピング技術を用いたメイクシミュレーション「MIXED REALITY MAKEUP」による複合現実(Mixed Reality, MR)なメイク体験を提供した。
「MIXED REALITY MAKEUP」紹介動画:https://youtu.be/Crwid0YXw5M

CESはデジタル技術を中心に世界中から最先端のテクノロジーやプロダクトが集う見本市。23年はコロナ禍により完全オンライン開催であった21年から2年目のリアル・オンライン同時開催となり、世界中から3200社以上の出展企業と11.5万人を超える来場者が集まった。

同社では今回、高速プロジェクションマッピング技術を活用したメイクシミュレーション「MIXED REALITY MAKEUP」を出展することで、誰でも瞬時に様々なメイクが試せる体験や、メイクが驚きや感動を与えるエンターテインメント体験を提供。これにより、同社の技術力とともに企業としての認知をグローバルに広げ、同サービスの世界的なプレゼンス向上とさらなる事業の可能性を開拓することを目指した。

同社のブースでは、会期の4日間でのべ1200名を超える来場者を迎え、サービス体験者の多くから驚きの声があがった。体験者に10点満点で「驚きや感動体験があったか」「新しい自己表現の可能性を感じたか」を評価してもらったところ、どの設問も回答者の約9割が8点以上の高評価を付けた。

また、体験者が楽しむ様子や新たな自分との出会いに笑顔を見せる様子から、体験者にメイクの新しい方向性を示すことができており、同社にとってもメイクの可能性の大きさを改めて認識する機会となった。

本展示にはエンターテイメントなど多方面からも幅広く注目が集まっていたことから、化粧品の領域を超えた応用の可能性を考える機会を得ることができた。今後も社会のニーズに応え、グローバルにおける企業の存在感を高めるために、さらなる技術開発や事業開発を推進していく。