マンダムは、「第16回マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」を開始する。動物実験代替法に関する研究を進めるために、2007年から開始しており、今回で16回目。動物実験代替法に関する研究テーマを世界中から募る。
22年3月までに、海外からの応募の研究者も含め、34件の研究助成を実施した。また、昨年募集した第15回研究助成金公募は3件の研究テーマが選出され、2022年4月から研究助成を開始している。例年、研究助成成果の報告会は日本動物実験代替法学会の年次大会で行われているが、第14回公募の研究成果については2022年11月開催予定の第35回大会(静岡県立大学)で行う予定。
2013年3月の欧州(EU)での化粧品における動物実験の禁止を機に、世界的に動物実験代替法の開発が加速し、動物実験に替わる新たな安全性評価法として活用されつつある。日本でも、動物愛護の観点から３Rs(Replacement：動物実験の置き換え、Reduction：動物使用数の削減、Refinement：実験時の動物への苦痛の軽減)の原則に沿って、より精度の高い予測・評価手法が議論され、開発が進められている。
マンダムでは、動物実験を行わない方針の下、ヒトを用いた試験(パッチテスト、スティンギングテスト等)および動物実験代替法を活用して化粧品の安全性を確保している。そして、さらなる動物実験代替法の開発に取り組むとともに、動物実験代替法研究への公募による助成を行っている。同助成金を通して、動物実験代替法における研究を広く奨励し、代替法分野における研究の活性化を図る。
【募集要項】
① テーマ 動物実験代替法に関する研究(研究分野は問わない)
② 助成内容 1件あたり50万円～200万円、総額300万円/年間
③ スケジュール
2022年11月1日(火) 募集開始
2023年1月31日(火) 募集締切
2023年2月上旬～ 選考開始
2023年3月下旬 助成対象者発表
2023年4月1日(土) 助成開始(1年間)
募集要項詳細については、以下のHPから。
日本動物実験代替法学会HP(URL: http://www.asas.or.jp/jsaae/)
