コーセーは、子どもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」(東京都江東区)に、同社がオフィシャルスポンサーとなる「ビューティスタジオ」パビリオンを10月5日にオープンした。「きれいを、もっと自由に」をコンセプトに、子どもたちがそれぞれ持つ感性を育み、“きれい”にまつわる多様な価値観に触れながら、化粧品や美容が持つ、心を明るくするような楽しさや、わくわく感を得られる職業体験を提供する。
同社は、中長期ビジョン「VISION2026」の中で、新たなお客づくりの拡大領域としてグローバル(Global)・ジェネレーション(Generation)・ジェンダー(Gender)の頭文字をとった“三つの G”を掲げている。
性別や年齢にとらわれない、より多くのお客に寄り添う商品やサービスを提供する、アダプタビリティの考えにもとづく取り組みを強化。例えば、「ジェネレーション」については、これまでに幼少期からのスキンケアやUVケア習慣の普及など、次世代を担う子どもたちの成長を、化粧品による健やかな肌づくりの側面から支援してきた。
今回、子どもを対象とした新たな取り組みとして「キッザニア東京」で展開する「ビューティスタジオ」は、個々人の感性に合わせた美容提案やモノづくりの体験を通じて、化粧品や美容が持つ、心に潤いや彩りを与える楽しさとすばらしさを感じてもらうパビリオンだ。
「きれいを、もっと自由に」をコンセプトに、一人一人異なる“きれい”を経験することで、多様な価値観に触れ、それを受け入れる包摂性の大切さを育んでもらうことも目指す。
また、これまでの「化粧品や美容は大人の女性のものである」という既成概念を払拭すること狙い、次世代を担う子どもたちには先入観なく化粧品や美容に触れ合ってほしいという思いを、ジェンダーニュートラルなコンテンツ設計に反映させた。
体験できる職業は「ヘア&メイクアップアーティスト」と「パフューマー」の二つで、前者はメイクアップもしくはヘアスタイリングを行い、後者はルームフレグランスを調香する。多様な“きれい”を表現できるよう、各コンテンツにおいて複数の選択肢を用意し、子どもたちが自ら選ぶプロセスを重視した体験設定となっている。
また、子どもたちが表現する多様な“きれい”や、個性が融合して生まれる新しい価値を可視化する「デジタルアート」も同パビリオンならではの体験内容だ。