フランスで毎年開催される「ナットエクスポNatexpo」は、食品、化粧品・一般消費財、サプリメントの分野を三つの柱とするオーガニック商品のプロ用見本市だ。パリ郊外の国際見本市会場が開催場所で2年に1度、秋に3日間開催していたが、2018年からは、パリで開催しない年に第二の都市リヨンでも行うようになった。21年は10月24〜26日にパリで開催された。3万5000平方メートルの会場に1200ブースが出展し、入場者は1万5500人だった。
もとは、サプリメント企業組合が1989年に始めたプロ用見本市「ディエットエクスポ」だった。00年頃に消費者がオーガニック食品に注目し始めたことから、03年にオーガニック食品加工業者組合が主催者側に加わり、「ナットエクスポ」と改名した。その後、オーガニック・自然派化粧品企業組合も入り、現在の形になった。化粧品と一般消費財は、最初は小さなスペースだったが、毎年大きくなり、サプリメントの展示スペースを凌駕するほどになった。
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