プラスチックの使い捨て習慣を見直す機運が高まるなか、2021年5月25日、Loop Japan(ループ・ジャパン)の展開する循環型ショッピングプラットフォーム「Loop」の実証実験が始まった。日本での実証実験ではまず、イオンの店頭を利用して開始。イオンでLoop対象商品を購入した消費者は使用後、空となった容器を店舗に持ち込む。イオンの店舗には返却ボックスが設置されており、返却ボックスに容器を投入する。返却された容器はループ・ジャパンが各店舗の返却ボックスから収集し、検品・仕分けをした後に洗浄し、各メーカーへと容器を運ぶ。各メーカーはその容器に内容物を再充填し、商品として出荷するという仕組みだ。

参画メーカーは25社。味の素やキッコーマン、江崎グリコなどの食品メーカーの他に、資生堂やコーセーといった化粧品メーカーも名を連ねる。8月11日時点でメーカー7社の16品目(食品1品目、日用品15)を東京17店舗、神奈川1店舗、千葉1店舗の計19店舗で販売。21年秋以降に関東の50店舗まで拡大を目指す。イオンではループ・ジャパンと取り組むようになった理由を次のように説明する。

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