ユニ・チャームは、「unicharm 顔がみえマスク」を8月から保育施設向けに販売を開始する。同商品は、4月に発売したウイルス飛沫の感染を対策しながら、口元や顔の表情が視認できる透明フィルムのマスク。“長引くマスク生活による保育施設での困りごと”を解決するため、今回の販売を実施する。

“長引くマスク生活による保育施設での困りごと”とは、①子どもたちが保育士の表情から感情を読み取りにくく、喜怒哀楽を学べない②子どもたちが保育士の顔を覚えられず、マスクを外したとたんに泣いてしまう③子どもたちが保育士の口の動きを読み取れず、話している内容が正しく理解できない――などだ。

ユニ・チャームは、2019年から保育を総合的にサポートするBABYJOB(大阪市)と提携し、保護者、保育士双方の育児負担の軽減につながる、保育施設向け紙おむつの定額制サービス「手ぶら登園」を開始。現在、1000以上の保育施設が利用している(21年6月末時点)。

そうした中、“長引くマスク生活による保育施設での困りごと”を解決するため、「手ぶら登園」を導入する保育施設で「unicharm 顔がみえマスク」を試験的に販売を開始し、その後、要望に応じて同商品を販売する保育施設を拡大する予定だ。