タカラベルモントは、お客がヘアサロンの来店前に自分のなりたい髪型や好みをスムーズに伝え、理美容師とのイメージのズレを解消し、より良いサロン体験の提供を目指す新たなデジタルサービス「palpul(パルプル)」の2021年12月正式稼働を目指す。それに先立ちサービス内容を紹介するティザーサイト(https://palpul.com/)を6月10日に公開した。

本サービスは、サロンのお客の美容意識や興味関心事、なりたい髪型のイメージなど、理美容師に上手に伝えられないことを予め登録し、理美容師に事前にシェアすることで、相互のコミュニケーションのズレを解決することを目的に開発。お客にとっては、「思っていたのと違う」というストレス、理美容師にとっては「もっと本音を聞くことで様々なデザイン提案をしたい」という相互の心理的ストレスを解消し、上質なサロン体験を提供する。

タカラベルモントが独自に行った調査によると「直近一年間にヘアサロンを利用した際、自分が希望したスタイルにならなかった経験がある」と52%が回答。具体的には、「理美容師に言いたいことが言えなかった」「自分がなりたいヘアスタイルの雰囲気を言葉にすることが難しい」「理美容師と認識にズレを感じる」など、生活者と理美容師の間で行われるコミュニケーションのズレが要因の一つであることがわかった。そこで、21年10月5日に創業100周年を迎えるにあたり、長年の理美容業界での知見をもとに、本サービスをローンチすることとなった。今後も同サービスを通じ、理美容サロンビジネスに貢献し、信頼される真のパートナーになることを目指していく。

「palpul(パルプル)」は、創業100周年に向けて立ち上がった社内プロジェクト「新市場創出タスクフォ-ス」から生まれた新サービス。誰もがもっと理美容を楽しめる社会を作りたい、と考えた社内の若手営業マンが立ち上げた。「市場の価値を高める」「当社の価値を高める」「価値提供範囲を広げる」という三つの視点と未来洞察から、理美容師のワクワクの起点になり、生活者の毎日を豊かにする役割を担う事業として選ばれた。①お客様によるプロフィールと今までのヘアスタイル写真の登録・保存②なりたいヘアスタイルをヘアサロンに行く前に理美容師にシェア③ヘアスタイルはもちろん、趣味や共通の話題から自分に合う理美容師を探せる検索機能といった三つの機能で、理美容師とお客の相互のストレスを解消し上質なサロン体験を提供する。