SINN PURETÉ(シンピュルテ)は、9月1日にフルリニューアルを実施。6月15日よりWEBサイト先行発売を開始した。
同日には、オンラインにてリニューアル&新製品発表会を実施。製販元であるアナイスカンパニーの上妻善弘社長、発売元であるJIMOSのSINNPURETEチームから矢幡路子マネージャーと諸岡真衣氏が登壇し、ブランドの魅力と考えを語った。
シンピュルテは、John masters organics(ジョンマスターオーガニック)で誕生、2020年にアナイスカンパニーへと譲受された15年の歴史を持つブランドだ。上妻社長は、同ブランドを引き継ぐにあたり、肌に優しいイメージがある一方で効果実感がうすいという印象から40代後半で離脱ユーザーがいるという課題に正面から向き合い、徹底した研究開発のもと、原料そのものから見直した。環境配慮に優れているなどのオーガニックとしての美点は残しつつ、世界中の原料・処方を検討。妥協なく効果実感を追求した。
また、コロナ禍でこれまで以上にストレスの積分値が高まり、心身ともに不調をきたす人が増えている事を背景に、マインドフルネスの考え方を採用。独自の「MINDFUL BEAUTY(マインドフルビューティー)」というコンセプトのもと、脳解析の第一人者である慶應義塾大学の満倉教授とともに、香りが脳に与える影響について研究し、香りではじめるスキンケアを開発した。
発表会において、上妻社長は「肌は心の鏡と言われる。根本にあるストレスを軽減することを習慣化することでスキンケアの効果も圧倒的に高まると分かっている。自分自身のスキンケア時間を大切にし、自分自身をいたわってほしい」とコメントした。
今回のリニューアルでは、香りを用いた「スイッチング美容」として、心と脳を整えながら肌をケアする3in1のビューティールーティンを提案。メディテーション(心を整える)、浄化(落とす)、ブースト(巡らせる)の三つのステップで、心を解きほぐしながら、肌を整え真の美しさを育む。
中心製品は、もったりとした重めのジェルが肌温度とともにとろけオイルへ変化するオイルクレンジングジェル「ピュアクレンジングクリアa」(120グラム・3740円)と、日本初のヒトデ由来成分を配合した美容液「AGコンセントレイト セラム a」(30ミリリットル・8140円)だ。
ピュアクレンジングクリアaは、メイク汚れに加えて、大気汚染物質や菌バランスまで着目したアルティメット処方で、一日の汚れをやさしくしっかりオフ。さらに抗菌作用に着目したマヌカオイルや白樺エキスなどのトリートメント成分を追加しパワーアップ。肌を整えもっちりと吸い付くような肌へ導く。
また年齢を重ねるにつれて肌の巡りが低下する要因の一つに、居座り続けるゾンビ化した細胞がある。美容液AGコンセントレイトセラムaには、このゾンビ細胞を浄化するアルベンローズを始め、腕一本からでも再生できる驚異の再生力を持つヒトデエキス(Juventide)を、日本で初めて採用した。さらにナイアシンアミドやハト麦種子発酵を配合し肌全体のトーンアップ。肌を芯からブーストしふっくらとした艶のある若々しい印象を取り戻す。
製品ラインアップは、プレスキンケア(全4品・3190~4840円)、ファーストエイジングケア(全3品・3740~4730円)、プレミアムエイジングケア(全3品・4840~1万340円)、マインドフルフレグランス(全6品・2860~3905円)と多くのスキンケアアイテムを展開。リニューアルによってオーガニックの優しさと確かな肌実感を両立させ、コロナ禍の消費者の心をつかむブランドとなりそうだ。
月刊『国際商業』2021年08月号掲載