アモーレパシフィックジャパンは、「innisfree(イニスフリー)」から、ロングベストセラーの導入美容液「グリーンティーシード セラム」をリニューアルした「グリーンティーシード セラム N」(80ミリリットル・3190円、30ミリリットル・1430円)を日本国内各店舗ほか、公式オンラインショップ、楽天、Amazon、アットコスメ、Qoo10にて、4月29日から順次発売する。30ミリリットルサイズはオンライン限定で販売する。

「グリーンティーシード セラム N」。80ミリリットル(左)とオンライン限定販売の30ミリリットル

また同日から「グリーンティーシード セラム N スペシャルセット」(3190円)を数量限定で発売。「グリーンティーシード セラム N」(80ミリリットル)に、「グリーンティー フォームクレンザー」と「グリーンティーシード クリーム」のサンプルが付き、価格は「グリーンティーシード セラム N」の現品価格となっており、お得なセットだ。

グリーンティーシード セラム N スペシャルセット

「グリーンティーシード セラム N」の発売に先立ち4月7日、オンライン発表会を開催。アモーレパシフィックジャパン広報の大八木梓氏と、Amorepacific Tokyo R&D Instiuteの金榮宣(キム・ヨンソク)研究員がプレゼンテーションを行った。

リニューアルのポイントについては、金研究員が説明した。「グリーンティーシード セラム N」は、イニスフリー独自のダブルスクイーズ製法で美容茶葉から抽出したエキスはそのままに、独自技術「Green Tea Tri-biotics(グリーンティー トライバイオティクス)」を採用。「グリーンティー トライバイオティクス」とは、韓国チェジュ島の自社農園で栽培された茶葉から採取した「緑茶乳酸菌プロバイオティクス」と、その「プレ&ポストバイオティクス」の3種を合わせたイニスフリー独自のテクノロジーのこと。

この茶葉から採取した緑茶乳酸菌を含む3種の組み合わせが、「乾燥やストレスなどの外的刺激により影響を受けやすい、ヒトの体(皮膚など)に存在する微生物『マイクロバイオーム』のバランスを整え、肌の潤いバリアをサポートする」(金研究員)という。さらに、リニューアル品には、5種類のヒアルロン酸を含む保湿成分をプラスしており、金研究員は「塗るたびに潤う導入美容液へと進化しました」と強調した。

なお、オンライン発表会の冒頭には、大八木氏が「イニスフリー」が実施するチャリティキャンペーンや、同ブランドの成り立ちなどについて説明した。チャリティキャンペーンは「グリーンティーシード セラム N」の売り上げの一部を、森林保全活動を行う、一般社団法人 more trees(モア・トゥリーズ)へ寄付するもで、5月1日~22年4月30日まで実施される。

イニスフリーは、ユネスコ世界自然遺産にも登録されているチェジュ島の恵みを生かした化粧品ブランドとして2000年1月に誕生。健やかな美しさを追求し、手軽で親しみやすいブランドとしてミレニアル世代を中心に支持を集めている。世界17拠点で1700店舗以上を展開しており、日本では東京表参道に18年3月第1号店をオープン後、東京都内に6店舗、名阪エリアに6店舗を展開。出店エリアを北海道、九州、神奈川にまで広げており、21年3月には、九州2店舗目となるイニスフリー 福岡PARCO店をオープンし、現在16店舗を展開している。

月刊『国際商業』2021年06月号掲載