美術品を預かるという倉庫業を国内でも先駆けて実施し、従来からアートとのかかわりが深かった寺田倉庫。近年は、単純にアートを保管するだけでなく、アート複合施設やミュージアムの開設、アートフェアとのコラボ、アートアワードの実施など、天王洲アイルを拠点にアート関連事業を意欲的に進めている。今回は、ビジネス戦略の中でのアート事業を中心に、社会貢献活動とアートの関係について話を聞く。

ゲスト・堀川洋佑(寺田倉庫株式会社スペースコンテンツグループ執行役員)写真右
ファシリテーター・菊池麻衣子(「パトロンプロジェクト」主宰)写真左

菊池麻衣子(以下、菊池)寺田倉庫さんは、天王洲アイルを本拠地に1950年から保存保管事業会社としてスタートされていますが、美術品の保管も早くから始めていらっしゃいますね。

堀川洋佑(以下、堀川)美術品の保管事業は75年から開始しています。もともと自宅に収納しきれない家財をお預かりするトランクルームを運営していたのですが、預けられるアイテムとして美術品が増えてきたのがこの頃です。この際、トランクルームに美術品を入れてしまうのではなく、「美術品専用」の保管庫をご用意したのが弊社の特徴です。

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