ホーユープロフェッショナルカンパニーは、2021年トレンドヘアカラー予測を発表した。髪のプロであるスタイリストにヒアリングを実施し、リアルな声を元にカラーを選出している。

人気スタイリストが選ぶ、2021年トレンドカラーは「ピンク系カラー」。ビビットなピンクよりも、髪色にほんのりピンク味が足されたような色味が今年のトレンドカラーのイメージ。昨年から引き続き人気の強い女性らしいカラーだが、日本人の肌に馴染みがよく、服にも合わせやすい色味がポイントとなっている。アッシュが流行した数年前に比べると、徐々に暖色系カラーの人気が高まっており、今年注目のカラーだ。また、マスクで頬が隠れるとチークによる血色感が失われるため、髪色が第一印象の重要なポイントとなる。日本人の肌馴染みがよい暖色カラーのピンクは、ほんのり血色感アップと印象アップにつながる。

また、今年の注目カラーとしてオレンジをあげている。ヘアカラーが褪色したときのオレンジの色味が強まったカラーではなく、“オシャレなオレンジ”の人気がジワジワ来ているようだ。ダークトーンではなく、ハイトーンヘアに重ねるオレンジの色味は、エッジは効きつつ、暖色なのでどこか親しみのある色味になる。

さらに、ヘアカラートレンド・テクニックに精通する人気スタイリスト浅野宏明氏による、トレンドカラーを活かしたヘアスタイルや、2021年オススメのヘアスタイルを紹介。ヘアカラーを長く楽しむためのケアの秘訣についても伝える。

トレンドカラーを活かしたヘアスタイルは顔周りレイヤースタイルを推奨。顔周りから繋がるレイヤーで、軽さと動きを出したスタイル。髪の毛全体的にレイヤーを入れてしまうと軽さが出すぎてしまうので、顔周りから毛先にかけて入れるレイヤーが今年のポイントとなっている。また、レイヤースタイルに合わせた前髪が流行の兆しだ。横幅をとりすぎず、毛量も少なめの仕上げに。横の髪に徐々に繋げるため見た目の印象では毛量が軽すぎない前髪となる。

2021年オススメのヘアスタイルの一つは、隠れハイライトだ。髪の表面にはあまりハイライトを入れずに、髪の内側に入れるハイライトで、派手なカラーを楽しみにくいOL女子も、仕事中はストレートヘアやまとめ髪で落ち着いた印象に、休日は巻き髪やヘアアレンジで、ハイライトカラーを楽しむことができるスタイリングとなる。仕事もおしゃれも楽しみたい女性におすすめだ。もう一つはひし形ボブ。頭のトップの部分より下の中間部分に膨らみをもたせたショートヘアスタイルで、頭の高い位置に視線がいくことで首が長く見え、小顔効果も期待できる。ストレートヘアでも、スタイリング剤を使って動きを出すスタイリングも好印象を与えそうだ。

ホーユープロフェッショナルカンパニーでは、公式SNSフォロワーを対象に「今季挑戦したいヘアカラー」を調査。公式インスタグラム上でアンケートを実施し、フォロワーが注目するカラーをランキング化した。具体的には、ストーリーズにて、「オレンジ系カラー」「ピンク系カラー」「ミルクティーベージュ系カラー」「アッシュ系カラー」の中から、「今季挑戦したいヘアカラー」のアンケートを実施。第1位は「ミルクティーベージュ系カラー」(39%)に。第2位は「ピンク系カラー」(32%)、第3位は「アッシュ系カラー」(20%)、第4位は「オレンジ系カラー」(9%)が選ばれ、ミルクティーベージュ系カラーと、スタイリストが推奨するピンク系カラーが特に人気の結果となった。また、スタイリストの注目カラーであるオレンジにも一定得票があり、今後の人気の高まりが期待できそうだ。