オルビスは4月23日、シワ改善・美白の効果を持つ攻める日やけ止め「リンクルホワイト UV プロテクター」(医薬部外品・50グラム・3500円・SPF50+・PA++++)を発売する。これに先立ち、1月15日にオンライン発表会を開催した。

同社は、ブランドメッセージ「ここちを美しく。」を掲げるビューティブランドだ。同社が提唱するエイジングケアは、一人一人が本来持っている力が発揮されることで、自分らしく、自然に歳を重ねていくスマートエイジングである。この思想に基づいた日やけ止めが、今回の「リンクルホワイト UV プロテクター」である。太陽の下でも、その人らしい笑顔で輝き続けて欲しい。多くの女性がシミやシワの予防のために義務と感じながら行っている紫外線ケアを自分らしい笑顔を応援するものに変える。これをオルビスは、守るだけではないことから「攻めるUVケア」と呼ぶ。

オルビス「リンクルホワイト UV プロテクター」

オルビス「リンクルホワイト UV プロテクター」

「リンクルホワイト UV プロテクター」には、三つの特徴がある。

一つ目は、オートファジー研究から着想を得た思想と成分アプローチだ。オートファジー(AUTO〈自分を〉PHAGY〈食べる〉)とは、細胞内の不要なタンパク質を分解する働きの一つ。2016年に日本人研究者がノーベル生理学・医学賞を受賞したことで有名な最先端生命科学だ。この研究からヒントを得たオルビスは、「マイナスをプラスに変えたい」という想いで、紫外線の記憶をも新たな笑顔を紡ぐ糧へと変えることを叶えるため、独自の成分アプローチを採用した。具体的には、今とこれからの両方に着目し一つの成分でシワ改善と美白の両方への効果が認められた有効成分「Wナイアシン(ナイアシンアミド)」とうるおいを与えハリと透明感のある肌をサポートする複合保湿成分「ベースエンハンサーWP」である。後者に用いた保湿成分は、桑エキス(中国で古くから書物にも取り上げあられる桑の根皮から抽出したエキス)とアシタバエキス(名前は明日葉とも表現され、今日葉を摘んでも明日には芽が出ると形容されるアシタバから抽出したエキス)である。

二つ目の特徴は、表情の動きに着目した日中の紫外線と乾燥から守り抜く処方技術である。ATプロテクト処方は、紫外線ケアをしていてもシミやシワが増えてしまったと感じる女性が多いという調査結果(オルビス調べ、N=601)から生まれたもので、日中の表情の動きに着目し、動きに合わせて伸縮する膜をつくる。UVカット成分を含んだ膜が日中の表情の動きに合わせて崩れずに伸縮。8時間後の水分保持力は無塗布比1・3倍アップを実現。長時間たくさん表情を動かしても、その人らしい笑顔が長く輝き続ける。

三つ目の特徴は、義務感を感じさせない保湿クリームのようなATフィット感触である。「ここちを美しく。」をブランドメッセージに掲げ、単なる感覚にとどまらず、科学的にもここちよさを追求するオルビスだからこそ、国内だけでなく、海外の生活者の期待にも応えるべく、三つの国と地域(日本、中国、台湾)の美容ニーズに着目した感触設計を採用した。状態の異なる三つのオイルを微調整しながら配合することで、日やけ止めを塗った時の違和感、きしみ、ベタつきが少なくなっている。固形オイルによる濃密なコク、半固形オイルが体温付近の温度でとろけることによるみずみずしく軽やかな伸び、液状オイルが混ざりあって伸びることで変化感のある感触。これらにより、もっと塗りたいと思う朝の保湿クリームのようなここちよさを実現した。

使用量の目安は、全顔に大きめのパール1粒大(直径0.8㌢㍍の正円)。使用順序は、洗顔料、化粧水、保湿液の後で、メイクの前だ。使用方法は1:毎日の朝の保湿液の後、化粧下地の前に使用、2:適量(大きめのパール1粒程度)を手に取り、顔の5点に置く、3:手のひらで包み込むように、内側から外側に丁寧にムラなく伸ばす、である(図参照)。

日やけ止めの伸ばし方

図:日やけ止めの伸ばし方