――ECを整備し力を入れています。
坂原 どれだけ多くのお客さまと出会えるか、出会ったお客さまにしっかりリピートしてもらえる関係性を構築する、この両輪を回すのがリバースのビジネスモデルです。リアル店舗で勝負している専門店にとって、お客さまと出会う接点は基本的には店頭しかありません。生活者の購買行動が変化し、化粧品ブランドと初めて出会うのがECといったケースもありうる時代の中で、リアルの店頭だけに固執しすぎると新しいお客さまと出会う機会を失ってしまう。専門店チャネルとは相いれない販路として遠ざけるよりもうまく取り込み、最終的にはリアル店舗のお客さまを増やせるのであればECは強力な武器になるはず。そうした形を何とか実現できないかと考え着手し始めたのです。メーカーからもECの整備については提案がありますが、それは店頭の機会損失を抑えるといった意味合いに受け取れる。われわれが考えるECは、既存客のうち来店したくない人の需要をECで賄うことで、あくまで店頭のお客さまをいかに増やすかを目的にしています。その点でメーカーの方向と異なる部分があり、製販の協業を生めるのではないか。近々本格稼働できるよう準備を進めています。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。