第一三共ヘルスケアは、がん患者さんの皮膚ケア情報サイト「はだカレッジ」(https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_hada-college/)を4月23日に開設した。

今日の日本において、がんは一生のうちに2人に1人がかかる身近な病気となっており、がん治療を行った場合、抗がん剤の副作用として皮膚障害が発生するケースが報告されている。

対処法としてステロイド等の薬剤を使用することもあるが、近年は、副作用の予防や緩和のために、日常のスキンケア(保清・保湿・保護)の重要性についても注目されつつある。

第一三共ヘルスケアは、1973年より敏感肌向け洗浄料「ミノン」を販売しており、これまでに得た敏感肌のためのスキンケアの知見を、皮膚障害に悩むがん患者とその家族ならびに医療従事者に活用してほしいと考え、がん治療の皮膚ケア情報サイト「はだカレッジ」を開設することとした。定期的なコンテンツの更新を行い、有益な情報の発信を目指す。

具体的なコンテンツとして、がん患者とその家族向けと医療従事者向けの二つを用意。がん患者とその家族向けには、1.抗がん剤による薬物療法と皮膚障害(◎なぜ抗がん剤で皮膚障害が起こるの?◎抗がん剤の種類によって症状の種類や現れる時期は違う◎皮膚障害として現れる症状って?)、2.お薬をはじめたらスキンケア(◎肌を清潔に保つ方法◎肌の保湿でバリア機能を高める◎外的刺激から肌を保護する)といった内容でサイトを構築する。

がん患者とその家族向けページ

一方、医療従事者向けでは、1.LEARN(◎皮膚に学ぶ◎薬に学ぶ◎症例から学ぶ)、2.USEFUL(◎外来で役立つ◎病棟で役立つ◎生活で役立つ)などの情報を提供する。

医療従事者向けページ

第一三共グループは「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」の実現を2025年ビジョンとして掲げている。第一三共グループにおいてセルフケア領域を担う第一三共ヘルスケアは、がん患者とその家族ならびに医療従事者に対し、有用なスキンケアをサポートすることで、がん患者のQOL(生活の質)向上に貢献していく考えだ。