花王は4月17日、世界的に著名な米国の大手金融専門誌「Institutional Investor」が発表した「The 2020 All-Japan Executive Team」(ベストIR企業ランキング)のHousehold, Cosmetics and Personal Careセクターにおいて、「Best CEO」「Best CFO」「Best IR Professional」「Best Investor Relations Team」の4部門で第1位となり、「Most Honored Company」(最優秀企業)に選ばれたことを公表した。

このランキングはInstitutional Investorが2013年より実施しているもので、世界の機関投資家・証券アナリストの投票結果をもとに、優れたIR活動を行なう日本企業を選出している。

花王は、経営陣が経営方針等について投資家に有意義なメッセージを発信していることや、財務・非財務情報を統合した、中長期的な企業価値向上への取り組みを伝える統合レポートを開示していることなどが高く評価された。今回の選出について、花王の常務執行役員経営サポート部門統括の上山茂氏は、「花王グループの活動が、世界中の機関投資家・アナリストによるグローバルな視点からも高く評価されていることを示すものであり、大変誇らしく感じています」と語る。

花王グループは、2025年、30年、そしてそれ以降も持続的な成長が可能となる基盤構築に向けて、新たな挑戦としてESG(環境・社会・ガバナンス)経営に大きく舵を切っている。そうしたなか19年4月に、ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を本格始動させており、今後もESG活動を含めた取り組みを推進し、公平で積極的なコミュニケーションを通じて、これまで以上に深いエンゲージメントに努めていく考えだ。