クラシエグループは、4月1日、入社式を実施した。新型コロナウイルスの対策として、座席の配置や式の進行方法を検討し、例年よりも幹部の参列者を減らして最小限の人数にするなどの配慮しての実施となった。

以下は入社式でのクラシエホールディングス岩倉昌弘社長による訓示である。

クラシエホールディングス岩倉昌弘社長

入社おめでとうございます。今日から、新社会人としての第一歩を踏み出す皆さんの希望に溢れた 顔を前にし、たいへん嬉しい思いです。私をはじめ、当社の全ての仲間が、皆さんを迎え入れたこと を喜んでいます。 現在、世界規模で拡散している新型コロナウイルスの猛威が、「オリンピック・パラリンピック」 延期という事態にとどまらず、経済面や文化面にも多大な影響を与えています。未だかつて経験した ことのないこの状況下、皆さんはクラシエグループの一員として新たなステージを歩み始めます。 今日から先輩社員とともに汗を流し、「世界を夢中にする 100 年企業」を目指すクラシエの新たな 歴史を刻む仲間となる皆さんに、心から期待しています。

「GO! CRAZY」

「CRAZY」とは、常識を超え、革新し、夢中になり、変化し、楽しむ、そして、誰かと組んで、 世界を夢中にし、一生に影響する仕事をする、クラシエが「世界を夢中にする 100 年企業」になるこ とです。 大切なのは、何かに「CRAZY」になれたら、あなたたちのこれからの人生が圧倒的に面白くな るということです。私はクラシエのすべての事業、すべての部署、すべての社員に「CRAZY」に なってほしいと願っています。

「即断即行」

「即断即行」は、今年のクラシエグループ方針です。時間をかけて物事を考えることは、決して悪 いことではありませんが、今の時代、考えている間にいろいろなことが変化してしまいます。ならば、 「どんどん判断し、決めたことはすぐ行動に移そう」ということです。状況に応じて、自分で判断し て行動すること、それを実行してほしいと考えています。

「夢中になれる明日」

2020年、改めてお客さまに対して何を伝え、何をするべきか、クラシエが社会とどのように共生 していくのかについて、新しいメッセージを伝えるべきと考え、1月からコーポレートスローガンを 「夢中になれる明日 Kracie」に変更しました。目の前にあるたくさんの人々の暮らしを見 つめ、世界の暮らしや未来の暮らしまで徹底的に調べ、考え抜き、それを自分たちの知恵に変えてい きます。そうなれば、私たちの作る商品や、その商品が生み出す価値はもっと社会に必要とされ、人々 の夢中や笑顔をもっと増やせるはずです。

大きな夢を胸に歩き出した皆さんと、実りあるこれからを夢中になって過ごしたいと思います。 明日へつながる一歩一歩を大切に踏みしめ、共に成長していきましょう。