アマゾンは巨人で、楽天は成熟ステージ、ヤフーの存在感はなし。日本のECプラットフォームの事業規模について、このような先入観を持っている方が多いのではないでしょうか。じつは、現実は全く違います。楽天とアマゾンは肉薄。そしてヤフーは急成長中で、いまは楽天の3分の1に迫っています。近い将来、楽天、アマゾンの二強時代が終焉し、ヤフーを含む三強時代が始まる、と私は確信しています。

それだけヤフーの勢いには、目を見張るものがあります。出店料の無料化に踏み切り、広告で稼ぐビジネスモデルに移行。さらに資本力があるソフトバンクのリソースを最大限に生かしてソフトバンクユーザーに大胆なポイント還元する戦略を打っても、楽天、アマゾンに追いつくことはできない、と冷ややかに見られていました。確かに、店舗数は増加したものの、事業規模の差は埋まりませんでした。しかし、電子決済サービス「PayPay」の立ち上げ、ゾゾタウンの買収、LINEとの提携などで、一気に消費者とのタッチポイントが増え、楽天、アマゾンを超える成長軌道を描いています。

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