イオンとウエルシアホールディングスは、フランスのナチュラル・オーガニックコスメブランド「イヴ・ロシェ」の取り扱いを11月から始めると8月30日に発表した。同ブランドを日本で売り出すのは初めてとなる。

商品は、イオンとウエルシアHDがこのほど設立した共同出資会社「イオンレーヴコスメ」が独占的に取り扱い、販売する。まず、11月中旬から首都圏のウエルシアやイオンの総合スーパー(GMS)など約100店舗で展開し、ECでも取り扱う。その後、2025年度までに全国約2000店での展開を目指す。

価格帯は600~2000円ほどで、メインターゲット層に10~20代女性、サブ・ターゲットに30~40代女性を想定。まずは、ヘアケアやスキンケア、ボディケアなど39品を取り扱い、シーズンごとに限定品を投入していく。主力商品は、ヘアケアの「リンシングビネガー」(150ミリリットル・1000円)や、100%植物性アルコールを使った「ヘア&ボディミスト」(100ミリリットル・1200円)など。先行して出店した韓国では、「リンシングビネガー」が発売以来130万本のヒット商品になっている。

   まずは39アイテムを発売

化粧品市場は拡大傾向が続き、特に環境に配慮した化粧品の人気も高まっている。イオンとウエルシアHDは、若い世代を中心に安価で日常使いできる自然派の化粧品を販売し、国内有数の化粧品事業を成長させていく考え。

イヴ・ロシェは1959年、フランス北西部のブルターニュ地方で創業。有機栽培された植物を使うなど天然由来の原料にこだわっており、比較的安価な価格設定で若い世代を中心に人気を獲得している。現在は、約90カ国で6700店以上で販売している。