スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニー(以下BCL)のロングセラー洗顔料「クレンジングリサーチウォッシュクレンジング」が、激戦のセルフ洗顔市場の中で大健闘している。AHA配合の洗顔料として先駆的な製品であり、洗い上がりのさっぱり感とつるつるとした仕上がりで人気であったが、昨年、機能別に4種類のアイテムにリブランドし用途と仕上がり感をわかりやすくしたことで、新客だけでなく、加齢と共に同製品から離れていた層にも再注目された。他社製品にはない、すっきりした洗い上がり感や、洗顔料でありながらメイク落としもできる時短製品である点などを改めて訴求したところ、今の日本人女性の嗜好にマッチしている点が再評価され、今年発売15周年を迎えたロングセラーでありながら、出荷個数ベースで前年比107%と大成功を収めた。市場ではカテゴリー単価が下がっているが、ウォッシュクレンジングは、700~800円台をキープしている。また、インバウンドではなく国内需要中心に伸長しているのが特徴だ。競合がトイレタリー的な展開に傾く中で、BCLは洗顔料をビューティの最も基本となるものと位置づけ、化粧品としての価値を提案し続けてきた。オーソドックスだが、ビューティエンターテインメントを掲げる同社らしいスタンスを貫いてきたことで、大きく差別化できている。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。