1月30日~2月1日の3日間、幕張メッセで開催した「第9回化粧品開発展 COSME Tech 2019」の来場者数が過去最多を記録した。同時開催の「第7回国際化粧品展 COSME TOKYO 2019」と「第2回 国際健康食品・美容食品EXPO」の3展示会合計で、前回比約3500人増の2万5627人が来場した。出展社数は3展合計で、91社増の762社、アジアをはじめとした世界35の国と地域からも集まった。
来場者が増加している要因を主催のリードエグジビションジャパンは、①出展社急増により、来場の魅力が増した②招待券発送枚数を22万枚増加(189万枚)③セミナーを40本増やし、全150講演開催④重要拠点への直接訪問による来場説得⑤電話による来場説得、7万件を実施――したことが奏功したとみている。
③に関しては、全講演を3日間で5080人が聴講し、盛り上がりをみせた。高い注目を集めた基調講演では、アルビオンの小林章一社長が「アルビオン独自の経営方針とモノづくりのこだわり」のテーマで講演した。
④に関しては、資生堂、コーセー、ポーラ、日本ロレアル、花王、ファンケル、DHC、ちふれ化粧品、カネボウ化粧品、アルビオン、伊勢半、クラシエなどに来場説得を試みた。
そのほか、大学・国公立研究所をはじめとした研究者が、プレゼンテーションやポスター展示を通じ、最新の研究発表を行なう「アカデミックフォーラム」も過去最多の69人が最新の研究成果を発表した。会場では、来場者との積極的な交流が行われていた。
次回は、2020年1月20~22日の3日間、幕張メッセで開催する。また、西日本の化粧品メーカーのニーズを受け、同年9月9~11日の3日間、大阪で初開催される。会場はインテックス大阪(大阪市住之江区)。回を重ねるごとに、着実に出展社と来場者を拡大してきた「化粧品開発展」は、20年の大阪での初開催により、さらに勢いが増しそうだ。
- 「第10回 化粧品開発展 東京」&「第1回 化粧品開発展 大阪」 出展申込み受付中
- 詳細はHPか、直接電話にて
- URL:https://www.cosme-i.jp/
- TEL:03-3349-8587