働き方改革が避けられない典型的な3K職場

いわゆる3K職場には、新と旧があるらしい。「きつい・汚い・危険」が旧3Kで、新3Kは、「きつい・帰れない・給料が安い」なのだとか。不名誉なことだが、新3Kの代表格の一つが美容師で、統計的に見ると年収300万円を下回っている。厚労省の賃金基本統計調査によると、理美容師の初任給は16万7900円、一般業種の21万500円とかなり水を開けられている状態だ。これは長く人材の供給過多で、待遇改善が進まなかったという歴史がある。

これに輪をかけて、少子高齢化で、美容師のなり手も減っている。美容師の国家試験合格者の推移を見ると、ピーク時3万1238人(2005年)いた合格者も、現在では2万人を切り、1万9371人(17年)。ピーク時の62%程度まで減少し、この傾向は漸次進んでいくと見られている。受験生を増やすには業界をあげての取り組みが不可欠だが、そもそも美容専門学校の対応が安易だ。今日の人口減を見込んだ学校側の要望で、現在の美容専門学校の修学年限を1年制から2年制にしたという経緯があるが、人口が減ったら、また伸ばせばいいということで、今度は、4年制の専門職大学にするなどという冗談のような話まで出てきている。

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