コーセーがアスタキサンチンの新しい効果を発見した。

同社は、長年、エイジングに関わる研究として、 真皮や活性酸素の研究を行ってきたが、 その中で、アスタキサンチンには優れた一重項酸素消去効果とコラーゲン変性抑制効果があることを発見。業界でいち早く化粧品へ応用してきた。

今回は、さらに研究を重ね、アスタキサンチンの新たな効果として、タンパク質の正しい構造形成を手助けし、そのタンパク質が 正常な働きをするために必要な因子である「小胞体シャペロンBiP遺伝子」の発現量を増加させる効果があることを発見した。

つまり、アスタキサンチンには、加齢した細胞の真皮エラスチン線維の変性を抑制し、改善する可能性があると考えられる。同社は、この研究で得られた成果を今秋発売の新商品に応用する考えだ。